標高2,000mの巨大な単独峰の端には、茶臼山・王ヶ頭・王ヶ鼻・牛伏山などの2,000m級が座していて、
それはさながら内輪山の様相で、気づけばもう何年も毎週かかさずに来ている山だ。
いえ、山というより天空というのがしっくりくる。
単独峰と書いたのはいささか滑稽かもしれないけど、そのくらいココは高原でもあるので、珍しい山容を
していると思う。
また、板状に重なる鉄平石(てっぺいせき)はこのエリアにみられる世界でもめずらしい岩の様で、
それらがおそらく風化して敷かれた登山道は、歩けばカランコロンとなんとも独特な風情があるのも良い。
冬には、クルマで雪深い道路をガシガシと進み、もはやこれまで…というスタックポイントからは、
SHORT SKIMOにチェンジしてウエに上がるのだ。
誰もいない真っ白で神秘的な美ヶ原は好きだけど、じつは夏の静黙としてからっと爽やかな美ヶ原も良い。
さりげなく登山道脇に咲いている高山植物のまばら感もまた好みだ。
※鉄平石
なんだか褒めちぎっているが、つづけよう(笑)
冬はSHORT SKIMOで来るけど、夏のスタイルは体一つだ。水もスマホも持たずに山に入る、これほど気持ちの
良いことはそうないとおもっている。森はすべて走り、急登は歩き、ウエで走り、下りは小走りでゆっくり。
(※リスク高いので安易にはやらないでください)
あのサイズ感だから、ときおり再会するハイカーとの会話もまた愉しいものだ。
ややもすると、松本市役所は西の上高地や北アルプスをむいて建っているので、そのバックヤードに鎮座する
美ヶ原はすこし地味な印象があるけど、ホテルをはじめとした建造物や電波塔などの人工物と自然とがミックス
するこのエリアは、ルーチン登山としては今後もさらにお世話になると思う。
夏の一日だけは、トレイルレースで人が大挙するけど、いまのところ牧場も山も喜んでくれてるし?
しかし、北アにめっきり足が向かないのは、おそらく三股駐車場がワークしていないからだけではないと思うが(笑)、
ドアtoドアで2h30minの美ヶ原からみるのは、やはり北アルプス。
さて、苦手な企画提案書作成に復帰しよう💦
いつも読んでいただきありがとうございます☆