フウタ天国へ


フウタ(8才オス)が、昨晩天国へ旅立った。
家族3人にみとられながら、わたしは最後の3hあまりを甲府のホテルからパソコンでつないで看とった。
10月12日㈮の午後におなじく天国へいったミイ(21才メス)から約40日。

元野良ネコのフウタは、甲府の業者さんからお願いされて私が2011年の2月頃に引き取ってきたネコで、
ときおり勢いよく噛みつくミイとはちがい、目つきこそするどいけど噛まないので、子供たちの小さい頃から
愛玩動物としてうちではかなりの人気者だったな。

甲府帰りにクルマで連れて帰ったときの家族の第一声は、「あ、おもったよりデカイ……」笑

以降、イチバン抱っこしたのは他でもない、わたしだったけど(笑)


ことし3月に、どうも尿の出がわるく手術をすることになり、退院してはまたその症状の繰り返し。
尿がでるようになり、ホッとしたのもつかの間、今度は大便がでなくなる。どゆこと??
結局、先生と相談のうえ10月までに3度の手術をしたのだが、最終的にわかったコトは、めずらしい皮膚ガンを
患っていたとのこと。それも末期である。
その時点での宣告は、余命もっても1カ月。

もちろんショックはあったけど、するとどうだろう、21才のミイがみるみる老衰して先に亡くなったのは、
当ブログにも書いた。


手術ばかりして体力つかって、本当にかわいそうだったけど、私も通いなれた安曇野三郷の病院の先生を信頼していたので、
まああとは天に任せることに。
といっても、大便がいきんでも出ない姿をみるのはとても酷で、かといって食欲は旺盛。
最期に好きなモノをあげるという選択肢もあったけど、うちはべつの選択をした。
流動食みたいな「ちゅーる」や缶詰を溶かしたものをたまにやることで、嘔吐がなくなった。なのでしばらく様子をみる。

するとどうだろう?! 尻の腫瘍がどんどん小さくなっていくではないか。もしかするとこれは、断食作用による
血液の浄化でガンがどんどん小さくなっていってるのではと、希望をもったものだった。ましてや、大便が出るように
なったのをみて、これは間違いないと思いはじめてはいたんだけど、裏腹に体はやせ細っていくばかり。
じつはこの断食(人参リンゴジュースや黒糖やショウガ紅茶などは摂る)による、ガン患者の快復症例は、知っていた。

ただ、末期ガンにはやはり勝てないのか。


※先日㈮―㈰開催のFUNTRAILSのMCを終えた翌日昼寝中。こんなこといままでなかったんだけど「オツカレ」って感じだ(笑)

足元、食欲、鳴き声、その他所作、今週が山だなと家族では話していた。

きのう朝、フウタを残して甲府に出る際、これで最期かも、とね。


本当に、ネコも家族の一員であたりまえにいた日常だった。私はネコを子供の頃からなんども亡くす場面をみてきたけど、
奥さんも子供2人も今回のこの2匹の死がはじめて。

家族を失うコトは本当に辛い、辛すぎる。
ただ、時間がそれを癒していくこともまたある。

こんなコトならペットなんか飼わないほうがいい、なんて思いもあるかもしれないけど、私はちょっとちがう。

子供たちには、楽しい思いも辛い思いも、出会いも別れもいろいろと経験してほしい。
ネコたちは天命を全うしたはずだから。
どこかの本で、死んだものもなにも、素粒子レベルでつねに周囲にいるって話があった。
わたしは、死んでも傍にいるという感覚が、もっというと心の中で生き続けるというよくあるコトバの意味が、
なんかこの歳にして実感できるようになってきた。


じつは、美しい思い出ばかりではなく、フウタが来てからのこの8年はミイが過敏になったのか、
粗相をするようになり、それにつられてかフウタもトイレ外で用を足すコトもしばしば。
それの処理はそれはそれは大変だったなぁ~! 

私の大事なシューズやGOPROというカメラにまでされて故障したり、衣類や布団やソファをダメにしたこともある。
ま、それもこれもね、いまとなっては。
なにせ、移住からはじまった、我が家の激動の日々をともに過ごしてきた家族である。

ようやく、物事がうごいてきたこのタイミングでこの2匹が死ぬなんて、本当に因縁めいたものを感じる。
ありがとう☆ミイ&フウタ。おれはこれからも君たちをいつも感じながら進みます!
この悲しい気持ちが癒えるには、まだまだ時間がかかりそうだけどネ。

遊牧一家の我が家なので、土葬できないのがちょっときついとこだけど、あすフウタもミイとおなじ場所で
荼毘にふす予定。

いつも読んでいただきありがとうございます☆

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