一週間とたたずに再訪してきた、爺が岳前衛の白沢天狗山(2,038m)。
前回おしえてくれた北安大國酒造の山崎杜氏と、今回は湯口くんを含めた3人でのスキー登山、いわゆるSKIMO(Ski mountaineering)。
あれから5日経過したが、雪融けのスピードははやく、湯口くんとわたしはけっきょく1,412mのジャンクションピークまでほぼツボ足登行となった。
ちなみに、杜氏はテレマーク、湯口くんはキッズ用120㎝スキーに3ピンテレマークのビンディングというSHORT “TELE” SKIMO、わたしは当然いつもの雪葉両用のTechの99㎝/SHORT SKIMOというスタイルだ(笑)
爺が岳から伸びる白沢天狗尾根へとつづくこのブナの尾根は、前回途中まで来たけど、疎林ド、緩急のある勾配ド、Wide & Narrow ridge の変化ドと、3拍子揃ってGOOD RIDGE認定☆
Ridgeを登って滑るSHORT SKIMOのフィールドとしては、パラダイスである!1,650mくらいに、痩せたリッヂがあるけどそれもまたアクセントがあってよい。ただし、ショートは春限定だろうか。
Tree line以下の疎林を、1~3時間くらい好きに登って、適当に滑ってくるという、サイズ感と選択肢も素晴らしいな。
メーンの尾根と、今回の谷筋は、積雪具合とルートと条件にもよるが、雪崩地形でもないためそこも良い。
そもそも、このSHORT SKIMOは尾根を滑ることがおおいので、自然と雪崩リスクを低くするが。
主尾根をつめるといよいよ山頂直下の急登へとさしかかる。
アイゼンのない湯口くんはここで待機し、杜氏はさらに北にあるピーク手前のコルをめがけてトラバース。
いっぽう私は、そのままRIDGEをつめることに。
2,000m級の主稜線は、雪庇と踏み抜きがあり捗りがわるく、本ピークより2m高い2,038mの手前の北峰をこんかいのピークとした。
山頂は狭く、まさに天狗の名をおもわせる厳めしさで雰囲気は上々。快晴無風で眺望も良し。TOZANとしても満足である。
なんだか白沢天狗の尾根を褒めちぎっているが、一般に山スキーで行くなら1,500mくらいから北東の谷筋へ滑り降りて矢沢に合流するルートが多用されているそうだ。斜度はあまりなく厳冬期の北東パウダー狙いだろうか。
今回、その1,500mくらいからは杜氏のアイデアでそちらのツリーランを試してみることに。結果、最高に軽快なSKIができて大満足だった!
といっても、SHORT SKIMOのコンセプトのridge & ridge ではなく、ridge & valleyになったが(笑)
まあ、今後再訪することになるであろう山域を知れてお得な登山だったな!
爺が岳スキー場P2-0330-北峰‐0130-P2
total: 5h